2024年1月3日水曜日

新年早々の大地震に見舞われる

2023/11 七尾城展望台にて

 1月1日、いろいろ忙しく、ばたばたしていて、帰路、地震に見舞われた。
揺れは今までに経験したことがないほど大きく、揺れは1分以上続いた。
何度か仕事で訪れたことのある石川県珠洲市が震源であり、ここは3年ほど前から大きな地震が繰り返されている。
2年前には、震災の見舞いで現地を訪れたばかりであった(関連記事)。
その時も、建物の被害が大きかった。
今回の地震はその時とは比較にならないほどの規模で、現在でも行方不明の方が多数ある。
ほんとうに、なんと言っていいか。ただお見舞い申し上げる以外に何もできないのが悔しい。
珠洲市は市長の話では壊滅状態だそうである。
まだまだ余震活動が続いている。今後どれだけ被害が拡大するのか、未知である。

地質学者の解説では、能登地方の下に、東日本大震災のときに潜ったと思われる、東京ドーム23杯分ぐらいの巨大な「流体」があり、これが断層に接触して刺激したのではないか、という。
M7.6という地震規模は、内陸型地震としては「きわめて大きい」という。

このあたりの地盤は「飛騨帯」と呼ばれる、かつて大陸から分離した地質の一部だ。
なので、あまり地震の起こらない強固な地盤であるはずであった。
しかし、今回の地震で分かったことは「日本列島のどの場所でも、大きな地震は起こりえる」ということだ。
想定外のことが起こるのが自然だが、今回の地震は想定の範囲を大きく超えている。

いつもひすいを拾いに行く糸魚川市も、がけ崩れ、同時に発生した津波の影響をうけており、いつになったら復旧するのか、予想もできない。

新年早々、こんなことが起こるとは予想もできなかった。