2024年1月13日土曜日

1か月ぐらいは余震に注意



能登の地震は、発生から2週間経過しようとしているが、まだ全様が明らかにならないほど、甚大な被害が出ている。
いまだに孤立している集落が多く存在し、取り残されている人たちが750人もいる。一方、あまりの被害の大きさから、復興をあきらめ「ふるさとを捨てて」出ていく人も増えている。
そもそも、水や食料がなく、電気もない状況では、まともな生活が成り立たない。
ほんとうにお気の毒なことである。
われわれにできるのは、確かな自治体の機関に「義援金」を送る程度だ。

もう二度と復旧できないであろうほどの甚大な被害を被っている。
海岸線は4mも隆起した。一瞬で4mもの大地が隆起するとは、どれほどの大きな力だろう。想像もできない。
動いた断層の距離は150kmにもおよび、しかも認知されていなかった断層だった可能性がある。
3000から4000年ぶりの活動だったようだ。
こんな断層が、日本列島の地下にはまだ多くあるようだ。

地震活動は当初に比べると「落ち着きつつあるように」は見える。だが、この地域の地震は数年前からずっと連続しており、落ち着いては活発になりを数回繰り返しているので、まだまだ油断はできない。
余震も弱いものはまだ継続している。
継続している、ということは、まだ地盤の動きが停止していない、ということだ。
気を付けないと。

いつもなら雪山に登山する季節だが、登っている時に地震が発生すると、大規模な雪崩に巻き込まれる可能性があり、うかつに山には入れないし、雪の積もった斜面に近づくべきではない。

山に登るたびに、山の美しさと同時に、危険さも肌身で感じているので、危ないことは避けるようになる。
要するに、そのような「勘(かん)」が働く、という事である。