2018年11月6日火曜日

大笠山の急登で筋肉痛が続く


先日の大笠山は、覚悟はしていたものの、思いの外足に負担がかかったようだ。
6月には三方崩山、8月には剱岳に登ったのだが、こんなに筋肉痛が長引くようなことはなかった。やはり大笠山の「フカバラノ尾根」の急登は独特のものがある。
登山道が落ち葉で覆われていて、緊張しながら歩いたこともあるかもしれない。しかし、滑落してもおかしくないぐらいの崖スレスレのトラバースや、細かいザレの急坂は、それ以上に足に負担をかけたのだろう。
ザレた登山道の下りはほんとうに滑りやすい。私は下山がうまく無いので、途中で何人もの登山者に追い抜かれた。皆さん本当にスイスイ下りて行かれるのだ。自分の経験、技術の未熟さを改めて思い知った。
普通に足をフラットにしても滑るし、つま先部分で慎重に足を下ろしても滑る。
かかとを下ろしたりすれば、仰向けに転ぶだろう。
2mほど落ちた時は、足をフラットにしていた。とっさに腹ばいになり、それ以上滑ることは無かったが、手の甲をすこし擦りむいた。

この山は4回ぐらいは来ているはずだ。残雪期に来たこともある。あの時は雪崩の音の中を、木にしがみつきながら必死で登ったが、やはり山頂には至らなかった。

この山の自然環境は本当に素晴らしい。何回来ても、何か得るものがある。
しかし決して慣れさせてはくれない。他の山なら、何回か登れば慣れるのだが、ここは違う。
いつ登っても、きつい。