2024年11月25日月曜日

宝達山 紅葉散歩

 仕事帰りの寄り道で、宝達山へ。
快晴だった。紅葉は終盤。
今年はいろいろと事情があり、あまり山には登れなかった。
宝達山のように、車でかなり上まで行き、ちょっと歩いて登る程度であれば、それほど問題ない。
しかし、いつ来ても宝達山はすばらしい。
山の上から海が見えるというのが良い。
眺望の良さがこの山の唯一無二の特徴だ。
今年の無雪期登山の締めは、宝達山となったのであった。

山頂へ向かう途中のすばらしいカエデ

最盛期

山頂より

河北潟



2024年11月19日火曜日

外資系企業による鉱山再開発(反対)


今の技術なら、見つかるはずだともくろんでいるらしいが、12年探鉱してまだ見つかっていない。企業は「鉱山法が改正された」と言っているらしいが、本当だろうか?
もし、本当だとしたら、なぜこんな事を海外の企業に許可するのか?まったく理解に苦しむ。
鉱山は日本の国有財産ではないだろうか?なぜ外国に掘らせるのか?

外資系企業が試掘した後はそのまま放置されているという。だとすればヒ素などの有毒な物質によって鉱毒被害が起こる可能性がある。
かつての神岡鉱山の鉱毒事件を思い出してほしいものだ。
甚大な被害によって、数えきれないほど多くの人々が苦しんだ。またそれを繰り返すのか?

外資系企業は、「日本は火山が多いから、金もある」と言うが、たとえ金鉱石を発見したとしても、それだけでは済まない。金鉱石には有害な不純物が多く含まれており、それを環境に影響を与えないように精錬する技術が無いと、汚染物質が環境中に放出され、取返しがつかないことになる。

このような無謀な試みによって、日本の豊かな国土が荒らされることは許しがたい。
今すぐ、中止していただきたい。

2024年11月16日土曜日

悲しみ


 今までやっていた「アウトドア活動」ができなくなって、とても残念だ。
少しでも時間を見つけて行きたい、続けたいと思っても、「条件」が許さなければ、できない。何事もそんなものなのだろうが。

外に出ることは、いろいろな条件が整わないとできないことだ。
そもそも、人生そのものが、条件の複合によって生じてきているものに他ならない、と思う。
その条件を「自分」が何とか整えよう、と思っても整わないことの方が多いのだ。
「思い通りに行かない」それが人生だと言えるだろう。

複数の原因が奇跡的に整った時にのみ、何かができる。
整わなくて、出来ないことは「悲しみ」である。
しかし、それを受け入れていくことの方が、ずっと多いじゃないか?

2024年11月6日水曜日

暗所で蛍石を撮影

暗所で別のカメラを使って、蛍石の蛍光を撮影。
すると、内部の筋が浮かび上がってきた。
たぶん割ると正八面体の結晶が出てくるのだろう。

右寄りに「×」の形が現れてきた。これはiPhoneのカメラでは色が潰れてしまって、見えなかった。

直接紫外線を当てなくても、漏れてきた紫外線だけでも十分蛍光するようだ。

 サンプルは宝達山の蛍石であるが、太陽光で見ても、美しいグリーンである。
昔は自形結晶のものが採掘されていたらしい。金沢大学に見事な結晶クラスターが展示されているという。
戦時中、鉄の精錬に使ったのであろうか、盛んに採掘されていたらしいが、今では採掘され尽くして閉山している。
また、この山では江戸時代、金鉱石を採掘していた。その跡が残っている。
花崗岩の山であり、石灰岩もあることから、花崗岩と石灰岩の接触部に鉱脈が発達したと思われる。しかし、金鉱石は泥岩の中にも産するらしいので、相当複雑な地質構造をしている、と思われる。
蛍石のある所には、たいてい金属鉱脈が存在する。
蛍石はたいていは脈状で見いだされるので、フッ化水素を含んだ恐ろしく反応性の高い熱水に金属元素が濃縮されて、それが塩基性の岩に触れて、金属元素が析出するのであろう。
そのメカニズムは科学の専門家でないからわからないが、大地の下で起こっている激しい反応を想像するにつけ、感嘆を禁じ得ないのである。