2024年5月9日木曜日

あまり愉快でない広告


新型iPadの広告の評判が良くない。
大型プレス機の間に、ギターやメトロノーム、その他いろいろな「文化」があり、潰されて、最後は「iPad」になる。

ああ、そうか。すべてデジタル化されちゃうわけだね。
たしかに、今の世情が、まあ、そんな感じだ。事実を忠実に表している、といえるかもしれない。

しかし、アナログな世界が全部デジタルになっちゃうのも、味気ないものだ。
ムービーの中に、小さな人形みたいなものが押しつぶされて爆発するシーンがあったが、これは「人間」そのものかもしれないよ。

なにもかもが1か0かのデータに置き換わる。そして、それで世界を支配したような気持に(それは錯覚以外のなにものでもないのだが)なっている。
外の世界が見えない。

土に触れたことのない人間の考える事は、結局そういうことになるのだろう。
このムービーのように、世界をぶっ壊してしまわないことを祈るばかりだが、どうやら破壊は急速なようだ。