2023年12月5日火曜日

勝山から深谷まで 棚から牡丹餅はなかった 「海の蛇石」を見つけた

 前回良い石を拾えたので、「今回ももしかしたら」と思って再び糸魚川へ。
だが、ひすい拾いはそんなに甘くない。
100万個に一個の石を、簡単に拾えたら「誰だって拾える」という事になる🤣。
ひすいは最近では「ごくまれに」「運が(相当)良くなければ拾えない」ことになっている。
ゆえに、拾おうと思って拾えるものでは決してない。

今回は引き潮で「海の道」が開けており、初めて深谷まで行けた。
しかし、子不知から先は条件は良いものの、まったくめぼしい石がない。

今日の成果。どこにでもあるオンファス輝石とネフライト。もっとも、最近ではこれらの数ですら減っているのだが。

波は静か。今の季節にしては異常な静かさだ

深谷のロックシェッド。ここまで初めて来られた。青海川の河岸工事や姫川のテトラ投入などによって、海岸が広がっている可能性もある。しかし、そのためか、ひすいは全くと言ってよいほど、見つからない。

途中、岩の上に不思議な造形を発見。多分、日本海の荒波で「甌穴」が出来ているのだ。あまりに強い波のため、小石が岩に穴を作ったに違いない。真冬になると、この場所は波高5mほどの波がいつも押し寄せる。

花崗岩に閃緑岩が貫入しているような岩である。これは魚津の山奥の「蛇石」と同じ構造の岩だと思う。

勝手に「海蛇石」と名付けさせてもらう

あまりにミステリアスな造形。本当に自然にできたものなのだろうか?もしかしたら、工事の人が、重機の足場か何かのために穿った穴なのかもしれない。

5kmほど歩いて、ついに行き止まり。「嘆きの壁」と名付ける。ここまで来るまで、ほとんど石が拾えなかった。この場で昼食。素晴らしい景観の中で、コンビニ弁当でもおいしかった。