2020年7月6日月曜日

腰痛と登山



わたしが登山を始めたのは「腰痛の解消になる」という事がきっかけだった。
それまでどうしようもない腰痛に苦しみ、ひどいときには激痛のためにトイレにも行けないことがあった。
いったん腰痛が始まると、数日間症状に苦しめられる。

病院に行き、MRIを撮ると「椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症」という診断。
まずは保存療法だ、と言われ、NSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)を飲む。
一時しのぎにはなるものの、症状を繰り返すので、今度は整体に通っていた。

しかしある時、今まで感じたことのない激痛に襲われ「これではいけない」と思った。

そして、なぜ腰痛になるのか、いろいろ調べた。

一番多いのが「筋筋膜性腰痛」であり、これは筋肉のコリから発生する。
眠っている時に寝違えたり、筋肉に過剰な負荷がかかったことで発生する、筋肉の損傷が原因で起こる腰痛である。
それ以外が、ヘルニア、変形性腰椎症などである。
ヘルニアの場合は、腰よりも臀部や足にしびれや激痛が発生する場合が多いという。
ヘルニアは保存療法でコントロールすれば、自然に吸収されることも多いという。

いろいろ体操も試みた。

しかしある時「荷物を持って階段を上がり降りする運動である登山は、腰の筋肉を鍛えるので、腰痛に対して効果がある」というHPを読んで、それまであまり興味の無かった登山を始めることにしたのであった。

実際始めてみると、最初のうちはあまり効果を感じなかったが、数回登山を繰り返すと、だんだん腰回りの血行が良くなったようで、たしかに効果がある。
今まで苦しめられてきた、動けないほどの激痛に襲われる回数が明らかに減ってきた。
「効果がある」と確信したので、ずっと続けてみることにした。

登山はだいだい月に1回ぐらいで良い。
それ以上やると、過剰な負担がかかるようだ。

少しづつ、無理をせずに、長く続けるという方法が良いようだ。
「歩くだけでもよいのでは?」と思い、それも試してみたが、やはり登山の筋肉の使い方とは違うため、あまり効果が感じられないような気がした。

私は梅雨になると、腰痛になることが多いのだが、それはやはり血行の障害が原因だろうとおもっている。
登山は激しい運動であるため、全身の筋肉に血が流れるのであろう。