「続けること」への迷いが、生成AIによって増えているのかもしれない|Alpaka
AIは、「全く」人間の仕事を奪う存在ではない。そのようなことは、決してできない。
それは今まで述べてきたことで明らかだろう。だいいち、AIは「意識を持たない」。
また自ら「意志」を持たない。そのように見えているだけであり、その実体は「乱数」である。
このような存在がどうして「創造」できるだろうか?何かを生み出せるだろうか?
AIの専門家たちは、このことをとっくに承知している。
そして、AIの限界も。
さらにそれを「どのように使ったらよいのか」も、知っている。それは、人間の検索の用途に対して、非常に有用である、というだけだ。
したがって、上のリンクで言われているような懸念は、まったく必要ない。
どれだけ巨額の投資をしてみても、「できない」ものは出来ない。
不可能なことは、不可能だ、という意味である。
巨大な乱数生成器に、どれだけ資金を投入してみても、「人間の頭脳以上の神」を作ることは出来ない。
むしろ、AIをこれほどまでに有用にしているのは、人間が今まで世界中で公開してきたデータの方である。
それは、過去に人間が「創造」した、様々な論文やデータの蓄積を、統計学的理論などを用いて、使いやすくしただけのツールなのだ。
決して「自ら考えて」いるわけではない。
考えるのは、人間の方である。
そこを間違えると、くだらないものに、巨額の投資をしてしまうことになる。
人間の脳はAIよりも、はるかに、はるかに優れたものである。
なぜなら、人間の脳は、生きているからだ。
その辺りを誤解しているひとがあまりに多い。
人間は、アメーバ一つほどの生命体ですら、ゼロから合成できない無知なる存在である。
ただ、それを自分の思い通りに操ることが得意な存在にすぎない。
決して、このような存在は「神」にはなれないのだ。