OpenAIの「ChatGPT」などのLLM(大規模言語モデル)を使ったAIが次々と登場しているが、先日中国からDeepSeekなるAIが発表された。
これは、極めて安価に学習させることができるモデルだという。つまり、何らかのアルゴリズムを使って、今までのトレーニングの数十分の一のコストで同じことをできる、というのだ。
この触れ込みが画期的だったため、大手AIチップの販売者であるNvidiaの株価が急落してしまうほどのインパクトを与えた。
しかしながら、「なぜそのようなことが可能なのか」ということは不明である。
このDeepSeekに「あなたは誰か?」と尋ねると、「私はOpenAIが開発したAIである」と答えたそうなので、OpenAIのデータを不正に使っている可能性も否定できない、と言われている。
AIは「情報学習」によって成長するので、たくさんのデータが必要である。
その中には個人情報その他のデータが含まれる。
なので、国は「このAIを使用しないように」と勧告している。
AIの安全性が確認できないからだ。どんなデータを収集しているかわからないし、政治利用される可能性もあるからだ。