2025年6月19日木曜日

奥大日岳 大失態の山行

 昨日、奥大日岳に登って来た。
しかし、この山行はあらゆる点でお粗末で、山頂まで無理に行った、というだけの山行だった。
途中のスリリングな雪渓でスリップ。
危うく滑落しかけた。
絶対にあってはならないミスだ。
計画自体がお粗末で、現地の現状すら把握していなかった。
また、室堂ターミナルで、この現状を指導員の人に伺っていたにもかかわらず、強行してしまったことも、反省点だ。なぜ途中で引き返さなかった?

気温は高く、十分に暑熱順化していなかったので、非常に疲労し、判断ミスを連続。
こんな山行はもう二度と繰り返さないようにしなければならない、と深く心に刻むことになった。

奥大日岳は雪のない時期は初心者でも上ることができる。しかし、雪が少しでもあると、その険しい地形から、一気に難易度を増すのだ。
それを十分に認識していなかった自分が恨めしい。

このような判断が出来なくなってきた、という事である。今後、登山を続けるかどうか、わからない。
それほど、重要な分岐点となる山行であった。

稜線の雪庇はこのように危険な状態だった

奥大日岳 この状態を見て、どうして引き返さなかったのだろうか?
左側の雪渓をトラバースするか、右側の稜線沿いに行くか、だが、どちらも駄目である

この雪渓をトラバースするときに3mほど滑り落ちる。絶対にあってはならないミスだ。
これを判断できないほど、判断力が落ちたということだ。
加齢だろう。

雄山は雪が無い。予定変更して、大汝山ピストンぐらいにしておけばよかったのだ

左奥が、中大日岳、大日岳

剱岳

大日岳方面は、まだこんなに雪がある。

弥陀ヶ原と稜線上に残る雪庇



雷鳥沢付近も、クラックだらけで怖い場所だった



地獄谷の噴煙が印象的だった